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◆会津藩大窪山墓地に眠る藩士達(4)◆
飯沼一臣
著者/河野十四生 |
飯沼一臣は、飯沼時衛(四五〇石)の弟です。時衛は、自刃した白虎隊士で唯一の生き残り、飯沼貞吉の父で、一臣は叔父にあたります。
慶応三年(一八六七)十二月九日、王政復古の大号令が発せられるや、十五代将軍・慶喜、会津藩主松平容保らは二条城から大坂城に立ち退き、これに従って会津藩士や桑名藩士らは大坂城に続々と集結してきました。
「京都対大坂」の争いの様相になり、遂に鳥羽・伏見の戦いが始まりました。
鳥羽から大坂の淀に引き返した幕府軍は、西軍を向かえ討ちますが、この戦いで精悍無比を謳われた会津藩家老、佐川官兵衛率いる別撰隊が大暴れして西軍の前に立ちはだかります。
一臣は佐川官兵衛隊に所属して奮戦しますが、銃火器対刀槍の差が次第に現れ、別撰隊の大半を失い、隊長の佐川官兵衛は負傷、−臣も戦死してしまいます。
行年二十六歳でした。 |
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のんびり行く会津鉄道の旅 (歴春ふくしま文庫) |
河野十四生/著
歴史春秋出版 1,260円 |
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