会津の歴史

◆会津藩大窪山墓地に眠る藩士達(5)◆
中野義都

著者/河野十四生
 中野義都は、会津藩主五代、松平容頌時代の神道家です。享保十三年(一七二八)生まれで、神道は佐瀬常職、吉川従門に師事し、若くして藤樹学を修めたほか、兵法、刀術、居合術、射術にも精通して文武兼備の武士でした。
 父親が、その才を認めて兄に替えて家督に据えようとしたため、近くの村に隠れて医を開業しましたが、天明三年(一七八三)、藩に召されて弓術師範となり、同四年、ト部神道の教授となり、八代藩主、容敬の侍講(藩主に講義すること)を務めました。
 寛政十年(一七九八)、七十一歳で死去。
のんびり行く会津鉄道の旅 (歴春ふくしま文庫)
河野十四生/著
歴史春秋出版 1,260円
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